リップルがロンドンオフィス設立へ

ブロックチェーンを用いた決済プラットフォーム、リップル(Ripple)が新たにロンドンオフィスを設立した。

今回のリップルのロンドン欧州本社オフィス設立はヨーロッパの銀行からの要望に応える形だという。

リップルはブロックチェーン技術を用いた決済システムとそのプロジェクトの名前である。仮想通貨としてのリップルも存在し、以前にはGoogleから出資を受けたことで話題となった。

新オフィスの代表者はダニエル・アランダが担当し、さらにビジネス経験豊富なパトリシア・ピトンビルスが新たに参加しセールスディレクターに就任する。

合わせて共同創業者であるクリス・ラーセンCEOは今回の発表を次のように説明した。

「世界でも重要な金融拠点の1つであるロンドンにヨーロッパ本社オフィスを設立することで、業界内での存在感促進に繋げられ喜ばしい。以前にもSBIリップルアジアを新設し、アジアや太平洋地域の成長に繋げることができた。今回のロンドンオフィス設立をきっかけにヨーロッパでもビジネス拡大を狙えることを期待している。」

 

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◇リップルはヨーロッパ市場での成長へ注力

今回のロンドン欧州本社新設に際してサンフランシスコ本社からダニエル・アランダが移り統括ディレクターとなる。

リップル創業当時から在籍しているアランダは、組織全体の戦略施策やパートナーパイプライン担当として活躍してきた。今回のロンドンオフィス設立背景にはリップルの重要なパートナーとしてヨーロッパを拠点にしているサンタンデール銀行、フィドール銀行の存在も挙げられる。

これらの銀行はリップルが提供できる、複数の通貨を跨ぐ決済システムを高く評価しているとのこと。

統括ディレクター、アランダからのコメントもあった。「ヨーロッパは銀行業界の中でも、新しい技術の導入に好意的です。そのような文化がリップルの需要を生み、リップルのブロックチェーンシステムを迅速に採用している」

また新しくセールスマネージャーに就任したパトリシア・ピトンビルスの紹介もあった。

ピトンビルスは25ほど銀行業務に関わっているベテランであり、初期のキャリアではSWIFTにて10年のセールスマネージャーも経験している。CGI、クリアツーペイ、ファンドテックに在籍した他、海外間決済システムのビジネス経験も豊富で、ボーカリンクなどの会社にてイギリスのオーソドックスな決済サービスにも10年以上携わってきた。

これまでに蓄えた決済サービスに関する経験をヨーロッパでの顧客関係強化に活用するとのこと。

 

今回の就任についてピトンビルスは以下のように伝えた。

「今までの数十年のキャリアでボーカリンクやSWIFTを始め歴史ある企業に勤め、銀行業務や決済サービスについて多くのことを学んできた。これまでのキャリアで得た知見を活かし、リップルのブロックチェーン技術で決済インフラサービスを革新していくことが楽しみだ。リップルはこれまでの決済サービスを根本から進歩させる力がある」

リップルは現在既に世界で数10の銀行で導入されており、サンフランシスコ、ニューヨーク、シドニー、そして今回設立されたロンドンオフィスで4つ目のオフィス設立となった。

イーサリアムなどと同じく独自のブロックチェーン技術の開発を行う、ビットコイン2.0として話題となったリップルだが、今後も新たな話題を提供してくれそうだ。

 

 

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  1. リップル (Ripple)とは – 仮想通貨通信

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