電子の海を拓く若き天才の肖像 -イーサリアム創業者Vitalik Buterin氏-

5月末にThe DAOが150億円の史上最高額の資金をクラウドファンディングで調達、そして6月中旬にはThe DAOのETH送金事件とイーサリアムプラットフォーム周りの話題が増えた。

事件に対してフォークを実行するべきか否かの議論も続いている。

今回の事件を受けてしばらくは以前の勢いを失うとみられるが、今後またイーサリアム関連のアプリが世間を賑わすことはあるのか。

そしてなぜここまでイーサリアムは世間の注目を浴びたのか。

優れたサービスは良きリーダーと優秀なチームから生まれる。数々のサービスが生まれるブロックチェーン業界で確かな結果を出しているイーサリアムとはそもそもどのような経緯を経て生まれたのか。

本記事では過去のVitalik Buterin氏の発言などに触れる。

イーサリアム共同創業者Vitalik Buterin19歳でホワイトペーパーを作成

イーサリアムの共同創業者であり、Vitalik Buterin氏1994年の1月にロシアで生まれた。2016年7月現在22歳である。その後カナダのトロントにて育ち、2011年17歳の時にビットコインに興味を持ちBitcoin Magazineを知り合いと共同で設立。その後カナダ国内では理工系の名門校として知られるウォータールー大学へ進学するが、卒業を待たずに1年ほどで大学を離れブロックチェーン関連の開発に従事する。

そして19歳の時にイーサリアムについてのホワイトペーパーを作成する。

ビットコインの持つブロックチェーンの有効性をもっと多くのアプリケーションにて利用するための一つの仮説だった。

そして2014年の7月にVitalik Buterin氏はイーサリアムのクラウドセールを実施、当時のビットコイン価格によるが16億円ほどの資金を集めた。

下記の動画は19歳当時のVitalik Buterin氏が自らの口でイーサリアムについての解説を行っている。

そしてその頃イーサリアムについて、ビットコインとはどのような点で異なるのかとインタビュアーに聞かれたVitalik Buterin氏はこう答えた。

「例えるならビットコインは本当に面白い、魚だ。でもイーサリアムを例えるなら、海なんだ」

Vitalik Buterin氏がイーサリアム創業に至った背景

イーサリアムの根幹となっているテクノロジーはブロックチェーンである。Vitalik Buterin氏がブロックチェーンに初めて触れたのは、他の多くのブロックチェーン関係者同様、ビットコインであったという。

Vitalik Buterin氏がブロックチェーンテクノロジーに興味を持ったのは、その特徴である「透明性と、アクセス権の自由度の高さ」だったという。

ブロックチェーンテクノロジーに惹かれた頃を述懐しVitalik Buterin氏は語る。

「まだ大学生にもなっていない、10歳ほどの生徒ひとりでも世界の銀行で使われる金融用の業務システム、そんなものまで作れる可能性を秘めているからこそブロクチェーンテクノロジーは面白いです。」

Vitalik Buterin氏は続ける。

「今後イーサリアムプラットフォームでは金融システムに限らず、多種多様なアプリケーションを年代に限定されないエンジニアが実装していきます。イーサリアムプラットフォーム上で実装可能なアプリケーションの例としては電子IDや、世界を流れる物流商品の位置追跡も可能です。イーサリアムプラットフォームで利用しているブロックチェーンではあらゆるプログラミング言語が利用できます。つまりチューリング完全を採用しており、この点がビットコインのブロックチェーンとの違いを区別する特徴となります。ビットコインの原案を作成したサトシ・ナカモト氏はビットコインのブロックチェーンで利用出来るプログラミング言語を限定しました、それはセキュリティに関するテーマからのようです。

またビットコインコミュニティの人々とコミュニケーションする中で気付いたのは、ビットコインコミュニティの人々は特定の課題に対して効率的にアプローチできていないことです。多すぎる活用目的を想定して、ビットコインのブロックチェーンに多様すぎるシステムを組み込んでいると感じます。

イーサリアムプラットフォームではチューリング完全、あらゆるプログラミング言語を利用できるため、デベロッパーが持つクリエイティビティが大きいほどイーサリアムブロックチェーンの持つ可能性は拡大していきます。つまりイーサリアムは開発者に対して何も制限は与えず、自由に利用ができます。

何か制限があるとすれば、それは開発者の持つクリエイティビティだけです。」

◇イーサリアムはビットコインに取って代わることはできるのか?

あるコミュニティの人々は、イーサリアムはビットコインのライバルとはなりえないと意見している。その理由としてはイーサリアムとビットコインはトレードオフの存在ではなく、目的によって共存することが可能だということだ。

またそれとは別の意見としてビットコインはナップスターのように、後発のより優れたと判断されたサービスにより代替されてしまうものだ、との考えもある。

Vitalik Buterin氏はそのような意見に対して以下のように考えているようだ。

「そのような話題を対象にする場合、ビットコイン主義者であれば昔利用された電子通貨であるecashを例にあげるのが正しいかもしれない。

ただ今後ビットコインが致命的な問題が起きて利用不可能になるとか、ビットコインブロックチェーンがなくなってしまうことは無いと思います。

しかしビットコインのブロックチェーンネットワークがこの世界の根幹となるネットワーク、様々なものが何かの形でネットワーク上に分散されて機能していくとは考えていません。」

ビットコインのブロックチェーンに関して言えば、すでにサイドチェーンという概念が生まれている。Blockstream社がその概念の芯となり生まれたその機能は、ビットコインブロックチェーンに新たな利用方法を付加する実験でもある。

サイドチェーン概念から生まれたRootstockは、ビットコインブロックチェーンへスマートコントラクト機能を実装するプラットフォームであり、その立ち位置はイーサリアムプラットフォームととても近くしている。

それは2016年にMITにて行われたビットコインエキスポにてRootstockを開発したRSKラボのメンバーが発言した内容からもわかる。

RSKラボの主要開発者、Sergio Lerner氏は「Rootstockプロジェクトは元々我が社のビットコインブロックチェーンに関する依頼主とイーサリアムプラットフォームの依頼主を引き合わせることがきっかけだった」と述べた。

◇イーサリアムの将来に関する予測

イーサリアムのビジョンなどに触れる際、イーサリアムがあらゆるものをブロックチェーンの中に取り込む、といった表現がなされることもあるがVitalik Buterin氏はもっと具体的なビジョンを持っているようだ。

「そうなる可能性もあるかも知れませんが、我々イーサリアムチームはもっと実際の生活に沿った発展の仕方を目指します。

ブロックチェーンテクノロジーはとても多くのことを実現する可能性を持っています。今後、特定のアプリケーション内でしか利用されないプライベートなブロックチェーンが出てくるかも知れませんが、それらに対して個別に機能を備えるプラットフォームは現実的ではありません。そのようなビジョンを持つ人々が2013年にいましたが、上手くはいきませんでした。

ロングテールに含まれるような特別な利用目的のために洗練されていないブロックチェーンの活用方法に、イーサリアムプラットフォームが対応していればそれで充分だと感じる人が多いでしょう。」

◇イーサリアムとは、ブロックチェーン普及のキーとなるサービスとは

インターネット出現以来の発明と言われるブロックチェーンは今後どのような発展を遂げていくのか。どのような分野、商品にブロックチェーンはフィットするのか。

そもそも今まで我々が慣れ親しんできたサーバー方式を変えてまでブロックチェーンを採用し分散して機能させることの意義は。

そして将来ブロックチェーンはインフラのように、人々の生活に必須なテクノロジーとなる得るのか。

そして最も人々が関心を集めているのは“ブロックチェーンとは一体何をするためのものなのか”だろうか。

ビットコインやイーサリアムなどのスマートコントラクトがブロックチェーンの利用方法の答えなのだろうか。

ブロックチェーンのキラーコンテンツとなりうるサービスとは何なのか。

Vitalik Buterin氏もまたその問いに挑んでいた。

イーサリアムプラットフォームを開発、運営する中で関わった多くの人とVitalik Buterin氏はその話題について話した。

それはイーサリアムプラットフォーム関係者内外に及び、金融の知識を持つエンジニアやベンチャーキャピタルのメンバーなど様々な人物だという。

その中でVitalik Buterin氏はブロックチェーンは何のためのテクノロジーなのかという問いに対するひとつの答えに至った。

Vitalik Buterin氏の至ったひとつの答えとして「ブロックチェーンにキラーコンテンツは存在しない」というものだった。

合わせて「ブロックチェーンに革新的な利用方法、例えばこれまで利用されてきた既存の社会インフラを大きく超えるシステムとしての利用方法、がもしも存在したら、悩むまでもなくみんながそれを指摘しているだろう」とも語った。

そして付け加えるように、ブロックチェーンのキラーコンテンツとなりうるサービスとして2つの例が挙がった。

それがウィキリークスやシルクロードといったサービスだ。

これらもサービスは国や政府の管理外に存在することを大きな特徴としていて、特定のユーザーの欲求に応えることができる。

だがウィキリークスやシルクロードといったサービスの恩恵に預かるユーザーは限られており、一般の人々が日常的に利用するサービスではない点に触れるべきだ。

そしてそのことから得られることは、ユーザーがそのサービスを日夜利用するほどの目的や満足感があるのか、さらに無くても生活はできるがあったほうが良いサービスの枠に収まって良いのか、の2つだ。

◇ブロックチェーンの普及には時間が必要だが、確かな価値はある

Vitalik Buterin氏は続ける。

「先ほど例に挙がったシルクロードは薬物を常習的に利用している人々にとっては必要となるサービスだ、だが薬物を利用しない人々にとっては無くても関係のないサービスとなる。それでも薬物を常習的に利用する人々にとっては、シルクロードは生きていくために必要不可欠なほど(狭い領域ではあるが)サービスの存在価値はあった。

二つ目のウィキリークスも同様だ。これまでにはなかった、国や企業が隠していた不都合な情報を公開する人々をサポートするためのシステムが出来上がっている。

これら二つのサービスの影響を受ける人々は全体から見れば僅かな数かもしれない。だが時間は必要かもしれないが、時を経るごとに少しづつテリトリーは広がっていくだろう。」

シルクロードとウィキリークスを例に挙げた理由としてVitalik Buterin氏は、ブロックチェーンもまた時間を必要とはするが将来的に社会へ影響を与えると捉えているからだ。

先にも触れたが現在整備されているインターネット上のサービスの環境下では、今まで我々が利用してきた既存のサーバークライアント方式を用いて管理者が中央に存在するのが合理的だ。

そのためブロックチェーンテクノロジーの分散型システムが万能だと主張する者に、「ブロックチェーンテクノロジーは利便性が悪いし、最優先して使う必要性がない」と答えると黙ってしまう他ない。

現在利用されている多くのサービスにブロックチェーンは必須ではなく、今まで通りサーバークライアント方式で開発を行う方が効率的だからだ。

ではなぜブロックチェーンが注目を集めているのか。

Vitalik Buterin氏は今のところビットコインとセットにして語られることの多いブロックチェーンテクノロジーは、利用目的を具体的にすることで理解が深まると考えている。Vitalik Buterin氏はブロックチェーンテクノロジーを誰かに説明する場合には、以下の三つの項目を正しく伝える必要があると考える。

・「ブロックチェーン」、「トランザクション」、「お金」。これらの言葉を用いるときは、明確に利用状況を設定する。

・ブロックチェーンの持つ、技術的な特徴を相手に伝えること。

(例としてはブロックチェーン内でコンセンサスが行われるアルゴリズムなど。また暗号技術を利用した取引が、改ざん不可能なデータベースを用いて行われることがどれほどメリットがあるか)

・ブロックチェーン内で行われる特定の機能や動作を、限定することができる。

まだブロックチェーンを知らない人に対して、上記3項目に基づいてブロックチェーンを解説することでその後の理解がしやすくなるとVitalik Buterin氏は述べる。それはブロックチェーンの利用方法についてや、ビットコインの量がある程度限定されていること、ビットコイン以外にも多くの仮想通貨がなぜ存在しているのかなどだ。

ビットコインなど仮想通貨の時価総額が年々上がっていることを踏まえても、暗号技術を経済に導入すること自体には大きな可能性が秘められている。

そしてブロックチェーンは通信環境さえ整えば、サービスのネットワークが永続的に機能するシステムが構築できると聞けば、ブロックチェーンをマイナスに捉えている人もその可能性に口を閉ざしてしまうだろう。

◇ブロックチェーンは人々の生活を支えるインフラとなり得るのか

Vitalik Buterin氏が考えるブロックチェーンテクノロジーが秘めている最大の将来性として、既存のインフラと呼ばれるシステムの代わりとして機能することだ。

Vitalik Buterin氏が捉えているインフラとなり得るシステムにはいくつか要件がある。

それが以下の3つだ。

・自身のシステムと周りのアプリケーションが密接に繋がっていて、深いレベルで共生していること

・同システムで提供される他のサービスを使うことで、強い相乗効果が起こること

・それまで利用していたシステムから、異なるサービスへ変更する場合に多くのスイッチングコストが必要なこと

そして最も優先すべき前提条件としては、インフラとしてのシステムを利用する人々が「このシステムがなくてはならない、とは考えすらもしない」ことだ。

この前提条件を満たした上で、各々のユーザーの需要とはまた別のステージで「必須となっている」ことが最も強調されるべきだ。

例えば仮想通貨のひとつであるCounterpartyのように、ビットコインのブロックチェーンを利用したもの。またCounterpartyだけではないが独自の仮想通貨であるトークンの発行機能を持つものもあるがビットコインのブロックチェーン自体は他の仮想通貨に対して自立した立ち位置をとっている。

これまでにTEDにてイーサリアム運営団体のCEOを務めていたチャールズ・ホスキンソンはブロックチェーンの利用目的のひとつとして、個人の持つ資産や個人情報の保護に効果を発揮すると発言した。

暗号技術の一つである公開鍵暗号を用いて様々なサービスへの登録などを行い、公開鍵暗号を活用するための秘密鍵を自ら管理してサービスを利用するのだ。

そういったセキュリティを利用者が活用しやすくなる点もブロックチェーンテクノロジーの持つ可能性のひとつだ。

◇ブロックチェーンは電子IDと成り得るか

今日では様々なインターネットサービスが発達し、自宅のパーソナルコンピュータから文字情報や動画、個人についての情報に触れることができる。

しかし、それぞれの持つ情報についての信頼性はいつも必要な基準を満たしているとは言えない。

インターネット上にアップロードされるデジタル化されたコンテンツはいつも多くの要因に影響を受けており、コピーされることや、データに手を加えられたり利用できない状況に至ることもある。

それと同時にデジタル化されたコンテンツを制作したものが持つ知的財産権を守ることさえ、現在のテクノロジーではとてもコストが掛かる。

Vitalik Buterin氏はそれらデジタルコンテンツの信頼性、知的財産の保護についての問題はブロックチェーンが解決の助けになるとしてる。

ブロックチェーンテクノロジーを用いたデジタルコンテンツのプラットフォームを構築すれば以下のことが可能となる。

・第三者が変更不可能なID情報のストック場所としての利用

(Proof of ExistenceやFactomが例として挙がる)

・第三者が変更不可能なユーザー、バイヤーの評価情報のストック場所としての利用

・アプリケーション同士でデータを交わす際に、相手が適切な支払い能力を保持しているかの有無の判断

・特定のデータを安全に保存すること。また必要に応じてそのデータを適切に移動できること

すでによく知られていることかもしれないが、ビットコインは暗号技術である公開鍵と秘密鍵が一組となって作られている。この公開鍵と秘密鍵の組みが、改ざんされることのない「ブロックチェーン上に記録されている情報のID」を確認するためのたったひとつの手段だ。

インターネット上にアップロードされている情報のID証明を行うことは、現代のテクノロジーではブロックチェーンが最も力を発揮する。

また今後さらに明確となるであろうブロックチェーンの現実的な利用目的として、一番フィットしているかもしれない。

もしかしたら今後ブロックチェーンテクノロジーが今より普及したとき、インターネットにアップロードされているコンテンツの権利に関する情報は、例外なくブロックチェーンに記される可能性もある。

ブロックチェーンテクノロジーを扱うスタートアップなどでも期待を集めるのはこの分野が多い。

◇ブロックチェーンやイーサリアムが持つ課題と将来性

Vitalik Buterin氏は続ける。

「またブロックチェーンテクノロジーが持つ可能性を発揮するには、ロングテールがひとつの重要なテーマとなる。

しかしその場合ブロックチェーンを使った取引一回に対する利益はとてもわずかなものになってしまう。

そのためブロックチェーンを用いることに掛かるコストをなるべく少なくすること、そしてスケーラビリティを大きく保つことの2点が重要なテーマとなる。

既存のサーバークライアント方式のサービスを利用する際、利用に掛かるコストは必要とならない。

それにサービスを使うユーザーはウィキリークスなどのサイト運営者に寄付のような形で報酬を払うのは嫌がらないが、フェイスブックにてイイね!ボタンを押すたびに0.05円かかるのはいやがるだろう。」

ブロックチェーンの運用に掛かる費用やスケーラビリティの話題が出たが、ビットコインなどブロックチェーンサービスを用いる場合はProof of Workに必要なコストと、ブロックチェーン上で交わされる取引をどれほどの速さで処理できるかが最終的な課題となる。

ビットコインとは異なりイーサリアムではProof of WorkとProof of Stakeの両方を取り入れたコンセンサスアルゴリスムである「Hashimoto/dagger」が使われている(イーサリアムではバージョン4までの公開が予定されておりバージョン3まではProof of Workを、バージョン4からはProof of Stakeを採用すると伝えられている。2016年7月現在、2016年の3月にリリースされたバージョン2のHomesteadが最新である)。

イーサリアムの処理能力は1回の取引承認に必要な時間が12秒である、これはビットコインに比べて1200倍のスピードの処理能力を持つことになる。

Vitalik Buterin氏はProof of Stakeの採用など、長い目で運営することを考慮しコストが膨らまないこと、また膨大な量の情報処理が可能なブロックチェーンが必要になると考えており「採掘コストとブロックチェーンの処理能力の向上は、暗号技術が作る経済において根幹に関わる問題であり、システムを開発する上で避けられない、そして発展の可能性がある」とした。

そして「ブロックチェーンはそれ単体では沢山ある技術の中の1技術として埋もれてしまう。

しかし、分散ハッシュテーブルやP2Pを用いたメディアプラットフォーム、Augurなどの予測市場、前提知識を全く必要としない信頼担保方法である0知識証明など、さらに何よりこれから現れる新たな技術と結びつくことでブロックチェーンは人々の生活にとって非常に大切なテクノロジーとして成長する」とVitalik Buterin氏は語った。

Vitalik Buterin氏は次のスティーブ・ジョブズとなるか

また過去にあるメディアでは、彼を「次のスティーブ・ジョブズとなりうるのか?」と評価した。

まだ若く可能性に満ちた彼に期待をするものもいるようだ。大学を中退しパートナーと二人で会社を起こし大企業であるIBMと同業界へ参入したスティーブ・ジョブズと符合する点もあるためだ。ジョブズも多くのトラブルに見舞われた半生を過ごしたが、今後Vitalik Buterin氏はどのような活躍をするのか。

ブロックチェーンの海を拓く若者に期待したい。

【関連ニュース】

 

Pocket
LINEで送る

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*