3月15日、福岡県に本社を置く、ふくおかフィナンシャルグループ(ふくおかFG)は県内のIT企業ハウインターナショナルとブロックチェーンに関する研究を進めると明らかにした。研究内容としてはサービス内のポイント交換や、取引の決済時に利用可能性を探るとしている。ふくおかFGが掲げるIT技術と金融の融合を目指す“iBank(仮)”への導入も考えているとのこと。
今回の研究は今年4月から3ヶ月を予定しており、ふくおかFGが提案する導入案に基づき進めるとのこと。
研究用のブロックチェーンシステムをハウインターナショナルが整え、システム内で金融用ソフトを稼働させ実際の業務にて利用可能かを判断する。
ふくおかFGが掲げるiBankのアイディア内では、スマートフォンでの金融サービスプラットフォーム構築を目指しており、プラットフォーム内にて銀行が提供するサービスなどにブロックチェーンを利用していく可能性もあるとしている。
◇ハウインターナショナルとは
今回ふくおかFGと共同研究を行うハウインターナショナルは過去に「第8回フクオカRuby大賞」を受賞した福岡県の企業。その際は近畿大学と共同で電子投票システムをブロックチェーンにて構築した。
また今回の発表に合わせブロックチェーン技術を検証可能な環境として「Chaintope(チェーントープ)」をハウインターナショナルはリリースした。
APIを利用して外部からAWS(Amazon Web Services)にアクセスし、アプリケーションをブロックチェーン環境にて実証できる。
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