3月16日、米国カルフォルニア州に株式会社日立製作所が、ブロックチェーンやFinTech関連のリサーチを目的とし金融イノベーションラボ(Financial Innovation Laboratory)を開設すると明かした。
今回の発表では今後のFinTechを担う可能性の高いブロックチェーン技術の検証やサービス設計、金融機関と連携し新たな課題解決を目指すための施設にするとのこと。
ラボの場所はシリコンバレーに位置する北米社会イノベーション協創センタの内部を予定している。協創センタは日立がビックデータやユーザーエクスペリエンスデザインの専門家を集めたIT分野の研究施設である。
◇日立、FinTech分野への関心高まる
日立は昨年末、金融機関向けにキャッシュカードを必要とせず、スマートフォンのみで決済可能なサービスをリリース。
またThe Linux Foundationの主催するブロックチェーン研究組織Hyperledgerプロジェクトに2016年2月に主要メンバーとして参加している。近年のFinTech分野をリードする組織の一つだ。
今回のラボ開設により、ますます日立のFinTech及びブロックチェーンに対する取組みが本格化するとみられる。
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