先日、日本で第1校目となるブロックチェーンに焦点を当てた学校、「ブロックチェーン大学校」が今年の8月開校を予定しているとBCCC(ブロックチェーン推進協会)が明らかにした。
今回の発表内容として今年の8月開校に合わせて7月から募集を開始することが公表された。
BCCCの理事長はインフォテリア株式会社代表の平野洋一郎氏が務める。
◇BCCCがブロックチェーン大学校開校に至るまで
今回のブロックチェーン大学校についての発表に合わせてBCCCより以下のコメントが発表された。
「近年注目を集めるFinTech分野の中心テクノロジーとして話題となるブロックチェーン技術、しかし新たなテクノロジーであり教育を行う機関や利用に対する知識の普及が十分でない点に課題が残されています。そこでブロックチェーン推進協会はブロックチェーンテクノロジーを活用するエンジニアや技術の導入に関わる人々に、ブロックチェーンの普及を進める目的で“ブロックチェーン大学校”を開校することとなりました。
ブロックチェーン大学校の運営に関してはブロックチェーン推進協会の参加企業のひとつであるビットバンク株式会社(代表・廣末紀之氏)、そしてBCCC参加企業の社員が携わります。」
◇ブロックチェーン大学校講師にはビットバンク社のJonathan氏
今回開校が発表されたブロックチェーン大学校の講師には、運営担当に名の挙がったビットバンク社よりJonathan Underwood氏が就任する。
Jonathan氏は日経BP社から出版された“ビットコインの最新技術”、“ブロックチェーンの衝撃”の執筆者であり、ビットコインのウォレット開発にも参加経験を持つ。また実質ビットコインに関する標準文書であるBIP(Bitcoin Improvement Protocol)の策定にも参加したアメリカ合衆国のビットコインスカラーである。
またブロックチェーン大学校にて使用される教材の作成はRyan X. Charles氏が担当する。
Ryan氏は黎明期よりビットコインコミュニティに参加しており、現在はビットコイン関連企業であるBitpayやBitGoにてコアエンジニアとして活躍。またアメリカ合衆国のブロックチェーンユニバーシティの講師に名を連ねるとともに、ビットコインに関するソーシャルメディア“Yours”の共同創業者であり代表を務める。
ブロックチェーン推進協会によると、今後ブロックチェーン大学校はブロックチェーン推進協会参加企業の技術者を中心に活動を開始するとのこと。ブロックチェーンに関わるエンジニア、ユーザーとなる側、またそれらを仲介する役割となる企業間の担当者からブロックチェーンの理解を進め、将来的にブロックチェーンテクノロジーの普及に貢献するとのこと。
現段階ではブロックチェーン推進協会企業の社員のための教育機関となりそうだが、ブロックチェーンなどP2P技術のエンジニアは希少なため今後のブロックチェーン普及のひとつのキーとなりそうだ。
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