PayPalとCoinbaseが業務提携 -新デバイスの開発も-

 

ともにアメリカ合衆国に本拠を置く業界大手、電子決済サービスを取り扱うPayPalと仮想通貨ウォレットや取引所サービスを提供するCoinbaseがビットコイン関連の事業にて業務提携を行うことが明らかになった。

世界から注目を集めるブロックチェーン技術であるが、7月10日のビットコイン半減期を前にして電子決済サービス大手が参入してきた。

今回の提携によりCoinbaseにてビットコインを売却した資金が、ダイレクトにPayPalアカウントへ移すことが可能になる。キャッシュアウトが可能となるのは現段階では米国限定だが、他国での展開も視野に入れているとのこと。

PayPalユーザーは世界に2億人おり、Coinbaseは今後も新たなサービスを展開していくと表明した。

以前からPayPalは新たなテクノロジーの導入に積極的であり、ビットコインやブロックチェーンもその対象のひとつだ。

昨年の11月にもBattlehackと呼ばれるビットコインやブロックチェーンテクノロジーの活用方法を探るハッカソンを行った。このハッカソンにはChainやSnapcard、そしてCoinbaseが出席し国際的な決済サービスやビットコイン向けウォレットアプリケーションが試作された。

またPayPalはビットコイン、ドージコインやライトコインなど仮想通貨の決済への利用や保管に焦点を当てたデバイスの開発にも力を入れており、すでに特許申請の段階へ進んでいるとのこと。

ビットコインなど仮想通貨は現在投機目的での購入が多いが、実生活における決済インフラへの導入が今後の普及鍵となる。現在よりも気軽に日常生活の決済へ利用可能となれば、仮想通貨のユーザーも増加するからだ。大手決済サービスの導入が仮想通貨普及の起爆剤となるか。

 

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