ブロックチェーン技術が米国ケーブルテレビへ、Sollywood TV

 

アメリカ発のNew Moneyプロジェクトが新たなブロックチェーンサービス、Sollywood TVを発表した。

Sollywood TVはケーブルテレビのシステムにブロックチェーンを導入することで、良質なコンテンツをより安価でユーザーに提供するためのサービスを目指すとのこと。

Sollywood TVとは、Sollywood TVが発行するトークン(仮想通貨のような決済機能を持つ)SoLCerts(Sollars&$ense)を使いコンテンツホルダーとユーザーを直接繋ぎ、仲介業者を省くことでコンテンツの質を維持したまま利用料を抑えることが可能なシステム。

今回の発表の中では例としてUberやArcade Cityなどの配車サービスを例に出しプロジェクトについて説明している。

Sollywood TVが掲げる課題意識としては、ユーザーは高品質なコンテンツを好みますが現在の映像コンテンツは価格が高いため、Netflix(7.99ドル)やYouTube(広告が挿入されることで無料)のような映像サービスを利用する傾向があること。

しかし、NetflixやYouTubeはその料金体系のため、コンテンツの質が低いことへ言及している。

そこでSollywood TVがブロックチェーン技術を利用することで、高品質なコンテンツをユーザーが利用しやすい価格で提供するとのこと。

 

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◇2000億ドル規模のケーブルテレビ市場へブロックチェーンが参入

料金システムとしてはSollywood TVが独自に発行する仮想通貨Sollarsと$enseを料金の支払いへ利用するとのこと。

コンテンツの料金はコンテンツ制作者が自ら価格設定することが可能としており、0.07ドルから7.99ドル、またはさらに安くなる可能性もあるとのこと。

つまり現状の料金体系とは違い、コンテンツホルダーとユーザーの間に仲介者を挟まず、コンテンツホルダーに市場に参加、運営可能なプラットフォームとなる。

細かく安価な料金設定が可能なことからSollarsと$enseは米国などで使用されているドルとセントに似た使われ方をすると推測することもできる。

Sollywood TVプラットフォームが料金の10-20%を手数料として受け取り、残りがコンテンツホルダーやその関係プロバイダーへ届くシステムになる。

今回の発表の中でNew Moneyプロジェクトは「ハリウッドに革命が起きる」と語った。

2000億ドル規模といわれるケーブルテレビの市場へブロックチェーン技術が導入されるとのことで今後の影響も大きいと予測される。

 

◇仮想通貨の先行販売も開始

今回の発表に合わせて、将来Sollarsと$enseとして利用されるSoLCertsのオークションが始まっており、受け取りにはOpenLedgerアカウントが必要になる。

今回の収益はプロモーションやキックスターターキャンペーンに使用されるとのこと。

Sollywood TVのブロックチェーンシステム面の支援はOpenLedger,ShareBits,Cryptonomex,Museプロジェクトが行う。

 

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