香港がfintechスタートアップ支援へ

世界でスタートアップへの支援が手厚い地域としてはアメリカ合衆国、イギリス、オーストラリアなどが有名だが、現在のブロックチェーンなどFintech業界の隆盛を受け香港が自国産業の支援に乗り出した。

以前からスタートアップ支援プログラムを実施していた香港政府は、3月に入り証券先物委員会が中心となりFintechスタートアップの支援ネットワーク「Fintechコンタクトポイント」を発足したと公表した。

 

◇国や地域を超えたFintechの発展が視野に

シリコンバレーに代表されるスタートアップ文化定着の一環とし、2015年から香港政府はFintech研究のためステアリンググループを組織して研究を行ってきた。

今回の発表で香港政府のジョン・ツァン財政司司長はFintechに関する予算増強と、具体案として5ヶ年を区切りとし150のスタートアップの立ち上げ支援及び国際イベントの実施を行うと発表した。

そしてSFCが発足した「FinTechコンタクトポイント」がスタートアップの支援を行うとし、香港政府はますますFintech業界の発展へ力を入れる構えだ。近年話題となるFintech技術としてブロックチェーンやPeer to Peer、そしてAIやサイバーセキュリティなど多岐に渡る知見を育成に活かすと予測できる。

香港だけでなく近年FinTech分野で成長が顕著な地域は、スタートアップだけでなく政府や企業が一体となり支援していく姿勢が共通している。このような流れはロンドンやニューヨークでも見られ、今後一層成長が期待される。

 

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