イーサリアム (Ethereum) とは

◇概要

  • 運用開始日:2015年7月30日
  • 通貨単位:ETH
  • 時価総額:最新情報をチェック
  • 作者:Vitalik Buterin、Gavin Wood
  • 運営元:Ethereum Foundation
  • 公式サイト:https://www.ethereum.org

日本デジタルマネー協会理事の大石哲之がイーサリアム、と訳したとされている(ネイティブの発音ではエセリウムと読む方が近い)

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◇スマートコントラクトのプラットフォームとしてのイーサリアム

イーサリアム (Ethereum) とは、ブロックチェーンを用いた分散型アプリケーションやスマート・コントラクトを建設するためのプラットフォーム、またイーサリアムに関係するオープンソース・ソフトウェアプロジェクトの名前。

イーサリアム自身はワールドコンピュータというキャッチコピーを使用している。

P2Pを用いたブロックチェーンによって分散されたイーサリアムのプラットフォームは、1ヶ所の中央システムで管理するわけではないため、システムがダウンすることはない。

世界中の端末に存在するイーサリアムのプラットフォームが絶えず作動し続けることをビジョンとしていることを表した単語が、まさにワールドコンピュータというわけだ。

Vitalik Buterinがイーサリアムの基本ビジョンは2013年に発表し、2014年にクライアントがリリースされた。

このプラットフォームではスマート・コントラクトと呼ばれる、インターネット上にて自動で完結、履行可能及び偽造不可能な契約を行う事が出来る。

そしてイーサリアムの中心となる仮想通貨をイーサ(Ether)という。これは将来スマートコントラクトが利用されるときに必要になる、手数料のような位置付けになるとされている。

スマートコントラクトのプラットフォーム、手数料という用途がある点でビットコインのように通貨としてのみ利用される仮想通貨とは区別され、ブロックチェーンを新たな用途に利用したことからビットコイン2.0と呼ばれ区分される。

2015年末にマイクロソフトがイーサリアムプラットフォームのブロックチェーンを導入し、知名度が上がることとなった。

 

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◇スマートコントラクトとは契約の自動化

現在では「契約履行の自動化」と訳されることが多い。これはレンタカーや不動産のように契約書や個人認証が必要で、利用期限が定まっているサービスとの相性が良い。

利用を開始する際の個人認証と、期限日にサービスを停止するなどの手続きを自動化して行うことができる。

認証やサービスの停止は従来の技術でも可能だが、イーサリアムが注目されている理由はブロックチェーン技術を利用することで情報セキュリティ性能の高さと低コストでの運用である。

イーサリアムのサイト上ではイーサリアムプラットフォームを利用した170を超えるアプリケーションが既に公開されている。

 

スマートコントラクトのさらに詳しい説明を見る

 

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